前田裕二 『メモの魔力』をヨミヨミ。
こんにちは!
ブックヨミヨミです。
今日は
前田裕二 著
『メモの魔力』
について書きます。
この本、すごく売れたようですね。
本屋ですごく売れてる感を出しまくっていたので、
読まず嫌いになっていました。(笑)
ほんっとごめんなさい、
帯の推薦者の「秋元康」の名前に、
煽りかつ受け狙いの内容だろうと思ってました。(爆)
いや、秋元さんは商売上手な人だと思っていますよ。
結果を出している人はすごい。
ただ、芸能界の商習慣好きじゃないだけで…(爆、爆)
読後感としては、
「私もメモを推奨しています!」
と、すごく共感を感じる結果となった。
いやあ~、本はちゃんと読んで見ないと
わからないもんですね。
著者の前田裕二氏は、
かなり華やかな経歴の方です。
ニューヨークに移り北米の機関投資家への
エクティセールスからファンドアドバイザーへ。
立ち上げる。
すごいな…
人生順風満帆、イケイケドンドンみたい。
SHOWROOMのことを知らなかったので、
wiki先生に聞いてみた。
「ライブ配信及び視聴を行える
ストリーミングサービス」
なのか…。なるほど…。
なんか、面白いね。
世界のファイナンス畑を歩いてきた人が
エンタメ業界風へ革命を起こそうとしている。
このふり幅の秘密が当書にあるのだな。
以下、目次より抜粋です。
◆ーーーーーーーーーーーーーーーー◆
序章 「メモの魔力」を持てば世界に敵はいない
第一章 メモで日今日をアイデアに変える
第二章 メモで思考をまとめる
第三章 メモで自分を知る
第四章 メモで夢をかなえる
第五章 メモは生き方である
終章 ペンをとれ。メモをしろ。
そして人生を、世界を変えよう
◆ーーーーーーーーーーーーーーーー◆
前田氏は、とにかく、めちゃくちゃ
メモを取ってるようだ。
その徹底ぶりがすごかった。執念すら感じる。
結果を出す人は、普通の人とは一違って
何かを徹底して行っているとケースが多い。
それが、「メモ」だったんだな。
「メモを取る」という行為は、
すごく思考しなければならない。
しんどいことだと思う。
人間は流されてやすい。
自分の日々の行動に対して、無自覚でいる事が多い。
ムダにダラダラ過ごしたり、
テレビやネットの情報に踊らされたり、
身近な誰かが言った意見に影響を受けたり。
気が付くと、
思考はルーチン化して省エネモード。
その方が楽だ。
あれこれ思考するって、すごく面倒くさい。
でも、思考を面倒くさいと放棄した日常は、
何かを諦めたことでもあるように思う。
誰でも納得いく結果として以下になる。
考えない人 → 結果がでない
考える人 → 結果がでる
思考を促すメモはやっとく方が、お得だな。
私は仕事で毎日メモを取っている。
A4のキャンパスノートに長年バカみたいに
今日の予定と実績を色ペンでポイントを
書き分けて書いていた。
朝イチで黒ペンでその日の予定を書き、
夕方に赤ペンで実績を書く。
青ペンではペンディングや気になったことを書く。
この行為ですごく助けられた。
自己分析ができ、ムダを省き、
何より、長きに渡り積み上げてきた実績が
実際に積みあがったノートという目に見える形
となって自信につながった。
著者のようにものすごい結果を出したわけではないが、
私も「メモ最強!」と思っている。
書くと書かないとは大違い。
時間が経てば経つほどその違いを実感する。
しかし、まだまだ活用しきっていない。
もっと使いこなせば、
可能性が開けてくるんじゃないかと期待している。
私も著者のように超生産的に活用したい。
第一章で紹介されている、
メモをアイデアに変える方法が興味深い。
実際のノートの写真が載っていて、
実際に活用されている様子がうかがえる。
「ファクト(主観を追記)→
抽象化(重要度・引用追記)→
転用(重要度・客観を追記)」
①インプットした「ファクト」をもとに、
➁気付きを応用可能な粒度に「抽象化」し、
③自らのアクションに「転用」する
著者はこのフォーマットに沿って
日々メモを取っているようだ。
シンプルで実用的なフォーマットだと思った。
巻末に
自己を知るための【自己分析1000問】
が付いている。
え、ちょっとくどい問いだ…と思ったけど、
これだけの問いが出せることが
著者が考え抜いてきた証でもある。
自分についてもっと考えたい人には
この自己分析質問はとても有意義だ。
通常、
自力で思考の転換を図ることは難しい。
また、
人間は多面的でたくさんの情報を抱えている。
思考は固定化されがちであるがため、
これらを引き出して利用することは簡単じゃない
と思う。
この状態を打開するには、何か助けが必要だ。
だが、みな、たった一人で
日々の問題や人生の課題に取り組んでいる。
自分の内面を書き出すことによって、
自己俯瞰が出来て、新たな道が見えてくる。
「メモ」は一人でもブレイクスルーを起こせる
最強ツールだと思う。
まだ、当書を読んでいない方へ。
「メモの魔法」を手に入れてみては
いかがでしょう?
日々の小さな習慣が
あなたの人生を大きく変えるかもしれません!!