ブックヨミヨミの読書感想ぶんぶん

雑食系の読書感想文!

久賀谷亮 『世界のエリートがやっている 最高の休息法』をヨミヨミ。

こんにちは!

ブックヨミヨミです。

 

今日は

久賀谷亮 著

『世界のエリートがやっている

 最高の休息法』

について書きます。

 

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この本もだいぶ前に読んだものです。

持っている本は2016年7月の初版本です。

 

昨日も大型書店に行ってきましたが、今だに平積みにされている。

大型書店の平積み本って結構入れ替わりが激しいんですよね。

まだまだ残っている事から、結構売れているんだなと実感します。

 

なので、今日書くことにしました。

このブログも誰かの目に留まりやすいかと。(笑)

 

脳科学×瞑想で集中力が高まる』と表紙にあって、

小難しい感じなのかと思っていましたが、

ストーリー仕立てでとっても楽しく読めました。

 

著者が男性なのに、主人公は若い女性なのですよね…

しかも舞台はアメリカのさびれたドーナツショップ

(ドーナツ食べたくなりますよ…)

 

主人公のナツさんは脳科学を駆使して、

ダメダメなドーナツショップを立て直していくという

痛快ストーリー。

脳科学の知恵を授ける教授の愛称はヨーダ(爆)。

 

本当はここまで都合よくうまくいかないかもしれないけど、

脳をコントロールする技術を活用すれば、現状が変わる!との

希望とイメージが湧くはずです。

 

ストーリー仕立ては、記憶と感情に残りやすい所が良い所だと思います。

これも脳科学の研究からの選択か?とか思ってしまいました。

 

また、脳の疲労を解消する7つの休息方法の実践の説明があります。

かんたんでわかりやすい説明で、実践も楽な方法です。

実用的側面も充実していますよ。

 

著書の久賀谷氏はイエール大学医学部精神神経科卒。

日米で25年のキャリアを持ち、

現在はロサンゼルスに自身のクリニックを開業されている。

論文も50以上も出されている。

 

アメリカといえば、メンタル面の健康意識が高い。

最先端の研究や、有効な方法の実践が活発に行われる環境が

成熟していることは推察されます。

 

そんなアメリカのイエールという世界屈指の大学を卒業し、

そこでの脳科学研究に取り組み、臨床医としてキャリアを積んだ

日本人のお医者様。

 

以前に感想を書いた「スタンフォード式 最高の睡眠」の

感想でも同様ですが、このような世界で活躍する優秀な日本人の方の

著書は一読に値するものだと思います。

 

最近は「マインドフルネス」という言葉が飛び交っています。

アメリカでもここ数年爆発的に流行しているようです。

当書の中では、マインドフルネスを以下と説明しています。

「瞑想などを通じた脳の休息法の総称」

 

デフォルト・モード・ネットワークという脳内ネットワークがあるようです。

脳が意識的な活動をしていないときに活動しているネットワークです。

いわゆるアイドリング状態ですね。

 

脳が疲れる一因として、

このデフォルト・モード・ネットワークが過剰に働いていることあるようです。

脳が疲れると判断力が落ちます。集中力がなくなります。

仕事の質、生活の質、もっと言えば人生の質にも関わってくるかもしれません。

 

悪しき疲れた脳の状態から回復させる方法が、

「マインドフルネス」ということです。

著者のクリニックでも瞑想ベースの治療を行っているそうです。

 

私もこの本を読んで瞑想を始めました。

朝、家を出る前に5分間だけですが。

手帳に「め」って書いて、瞑想した日は赤ペンで〇、しなかった日はXを

つけています。(ここ最近Xが多い…汗…)

 

実践してみての感想ですが、

その日の体調がとっても良く判るということには驚きました。

 

私は持病がたくさんあり、体調管理は人より気を使います。

毎日瞑想していると、身体のどこに異常があるか気が付くのです。

今日は頭が重い、腸の動きが悪い、気管の調子が良くないとか。

 

普段なら気にしない程度の不調だと思います。

ですが、放置すると、大きく体調を崩してしまいます。

その予兆をキャッチし、早めにに対処ができます。

 

帯状疱疹が耳に出来た時も早くに気が付きました。

悪化させると顔面にマヒが残る部位でした。

速やかに治療が出来て、本当にホッとしました。

 

通常は片頭痛のコントロールに役立っています。

 瞑想することの意義をとても感じました。

 

いかに毎日大量の情報に反応させられ、

自分自身に注視できていないかがわかりました。

 

静かに脳を休める時間は現代人には必須だと思います。

 

まだまだ売れているこの本。

楽しく読みながら、最先端の研究があなたの人生に役立ちます。

 

単純に疲れを取りたい方はもちろん、

さらに上を目指してもっと豊かな人生を生きたい

そんなあなたへ。

 

脳が疲れている場合ではありません。

きちんケアをしましょう。

 

ぜひ、読んでみてください。

 

瞑想の結果どうなるか、

たのしみですね~。