ブックヨミヨミの読書感想ぶんぶん

雑食系の読書感想文!

ウィリアム・ダガン 『天才の閃きを科学的に起こす 超、思考法』をヨミヨミ。

こんにちは!

ブックヨミヨミです。

 

今日は

ウィリアム・ダガン 著

コロンビア大学ビジネススクール

最重要講義

『天才の閃きを科学的に起こす 超、思考法』

について書きます。

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私、天才」っていう言葉に弱い。(爆)

科学的に天才の閃きを起こすだと~!!

がぜん、読みたくなるじゃないですか~。

読んだら、私も天才になっているかも…(笑)

期待を胸にドキドキで読んでしまうのです。

 

このような科学的をうたっている本の場合、

著者が誰であるかを確認する作業が重要だと

思っています。

古いエビデンスを基に書かれている本だと、

信ぴょう性に欠けるじゃないですか。

同時に、盲信しないというスタンスも

大事だと思っています。

 

さて、著者であるウィリアム・ダガン氏について。

以下、本書より抜粋。

 

コロンビア大学ビジネススクール上級講師。

フォード財団での戦力コンサルタントを経て、

コロンビア大学ビジネススクールで、「第7感」

について大学院課程とエグゼクティブコースで

教えている。

また、世界の企業の何全員ものエグゼクティブに

「第7感」について講義を行っている。

2014年、学長教育優秀賞を受賞。

 

コロンビア大学アメリカの一流大学として

知られていますよね。

ニューヨーク市のマンハッタンに本部を置き

アイビー・リーグに所属する私立大学。

全米で5番目に古く、米44代大統領オバマさんの

出身校。世界ランキングは常に上位にランクされています。

(ウィキより)

 

権威主義じゃないけど、

信用度が高い著者の本であることは確かです。

 

欧米は長い歴史で膨大な知識を蓄積し、

理論を徹底的に研鑽してきています。

その背景がある、ましてや超一流大学で

「第7感」を教えている。

??となるのでした。

 

この「第7感」、突然のひらめきとしています。

頭の中で新しいアイデアが生まれる瞬間。

偉業を成し遂げた人がだれでも体験している。

最新の脳科学のおかげで、脳に秘められた

この神秘的なパワーをフル活用できるようになった。

本書の目的は、

そんな脳のパワーを最大限に生かせるようになることだ

としています。

 

第6感は、これまでの経験と似た状況から素早く判断できる能力。

第7感は、新しい状況から斬新な答えが生み出される能力。

 

私は、第6感は上記の第6感+第7感だと思っていました。

第7感は、とてもクリエイティブな定義です。

 

この、第7感を得た具体例として、

スターバックスを創業したハワード・シュルツ

挙げています。

 

コーヒー豆販売業のスターバックス

勤めていたハワードはイタリアに出張に行った際、

イタリアのコーヒーバー文化に出会い、

現在のスターバックスの原型となるビジネスモデルを

思いついた。

シュルツは「心がざわつき始めた」と回想している

 

第7感の基本的基本的なメカニズムは、

「既存の要素を新しく組み合わせこと」

としています。

そしてそれは、

リラックスしている状態のときに

既存要素の新しい組み合わせが生じる共通点がある。

 

第7感を構成する要素を以下の4つとしています。

 ・歴史の先例(ひらめきの材料…知識、経験等)

 ・オープンマインド(目の前の状況を忘れている)

 ・突然のひらめき

 ・決意(本当の答えが浮かぶと心にスイッチが入り体が動く)

 

神経科学者のジョン・コウニオスとマーク・マービンの

脳スキャンを用いた突然のひらめきの研究を紹介しています。

脳の動きにより、課題の答えを突然導きだした場合「洞察」、

論理的思考で導きだした場合「分析」の2パターンがあり、

「洞察」の場合、「オープンマインド」と「突然のひらめき」

の両方が脳内で確認されているそうです。

 

脳の働きが違うというのは、驚きですね。

私たちはこのような事実と理論を知ることで、

意識的に思考することでもっと創造的な

豊かな人生にシフトする可能性がありそうです。

 

そのほか、具体的に第7感を生じさせる方法が

満載です。

 

後半では、第7感を活用するためのツールについて

書いています。

「人生戦略マップ」というツールがとてもユニークでした。

コロンビア大学の学生の進路が例となっています。

彼らが人生に何を求めているのかが興味深かったです。

このマップ、とても活用できると思います。

早速、私も書いてみます。

 

クリエイティブな仕事をしている人、

新規商品開拓している人、

起業したい人、

進路に迷っている人、

進路を決めた人も本書を読んで見お直して

みてはいかがでしょう。

もっと違う展望が見えてくるかもしれませんよ。

 

やはり、情報量の多い訳本は面白いし、興味深い。

一読して終わりにはならない。

本書はホントにおススメです。